今日の披露宴

５月２６日「今日の披露宴」

八芳園での♪♪挙式＆披露宴♪♪

はじめてお二人から問い合わせを頂きましたのは、2007年2月末。
ブログやＨＰをご覧頂きメッセージを頂きました。

私のサロンは八芳園から徒歩3分。会場との打合せの前後にお立ち寄りいただくには便利な立地のため、お二人との顔合わせも八芳園での打合せ前に約2時間お時間を頂戴しお会いすることとなりました。

★イースターエッグ撮影

そんなお二人との打合せスケジュールを含めてご紹介させていただきます。

3月上旬：顔合わせ

お二人が悩んでいたことは、大きく２つ。

１.ドレスの持込のこと

２.ヘアメイク＆着付けの事

♪佐倉摩耶のポイント♪

花嫁にとって、大切なものの一つは、当日のドレス＆ドレス姿をより美しく作ってくださるヘアメイクではないでしょうか。しかし、会場で提携しているドレスショップに好みの物がなかったりサイズがなかったりということはよくあることです。今回の場合も、そのような状況でした。特に披露宴予定日は繁忙期のため準備控え室のこともあり、会場側もできるだけリスク回避できる通常の段取りを強く勧める環境でもありました。
しかし、一番輝く瞬間に♪美しい花嫁♪になるためには妥協は禁物。会場ともよく話し合って納得できる最良の選択をすることが大切です。
また、そのドレス姿を一番美しく演出するヘアメイクは「花嫁に美しさの命を吹き込むこと」です。こちらも妥協できない部分です。

なんとしても、この状況を打破したい！！ということでご相談があり、ご一緒に解決方法の模索を模索することとなりました。

そして顔合わせ後⇒ご契約

3月中旬　第一回打合せ　
（お二人との打合せ⇒八芳園へ打合せ同行）
ドレスを持ち込みたいという旨を会場とお話し、会場で検討いただくこととなりました。
この話し合いで、弊社にてドレスの管理一切をお引き受けし、当日は弊社にてヘアメイク＆ドレスのフィッティングを行い、会場へ移動。会場は新郎新婦のお色直しの場所を工夫して用意するということで合意いたしました。
一番の懸案事項が解決し、お二人もホッとされました。
（ここまではとても大変でしたが。。。）

＜テーマづくり＞
二人の思い出の場所「沖縄！」。それを大切なテーマとしたいということで、はじめは「ミンサー織り」をテーマに進めようと考えていました。
ミンサーは、婚約した女性が男性への贈り物として帯を手織りして贈るという伝統があるものです。その模様には「いつの世までも」という意味で「生涯の愛を小さな四角い４つ（世）・５つ（いつ）の織模様にあらわして織られるもの」です。

しかし・・・お話を進めていくうちに、このテーマではお二人がゲストに伝えたい「おもてなしの気持ち」は表すことが出来ないのでは・・・となりました。
そこで、いろいろと他の段取りを進めながらお二人の本当にお望みになっているテーマを深く考えていくことにしました。

★★ここからの新婦と私のメールは、新郎には内緒のメールで行うことになりました。
それは「花嫁から花婿へのサプライズ企画！！！」を花婿にナイショで進めなければならなかったからです。その内容は当日のお楽しみです。。。★★

写真の外部業者をセレクト
⇒新郎新婦で写真業者は4社ほどまわられ、その中から私ともお付き合いのあるイースターエッグをセレクトされました。

ヘアメイクのセレクト
弊社と提携しているヘアメイクの代表の方にお願いいたしました。

3月下旬　第二回打合せ
（準備状況の確認と相談を含めて・・・）
＜テーマ設定＞
いろいろと準備を進めることで、お二人の「おもてなし」を大切にしたテーマが固まってきていました。
そして、テーマは『感謝の気持ちを伝えるアットホームなおもてなし』とすることとなりました。

♪佐倉摩耶のポイント♪
テーマを決めるということには「テーマ以上のテーマを大切にする」ということ。それは「お二人の思いを共通なものとし、お互いを確認しあい、そして全てを守り育てる」ということです。
テーマづくりのプロセスにこそ「愛を広げる鍵」が隠されています。私がいつもテーマを大切にするのは、そこにあります。

4月中旬　第三回打合せ
進行を決定し、ＢＧＭを検討していきました。当日の会場を包む「雰囲気づくり」を決める大切なものは、ＢＧＭです。お二人の思い出とテーマに合わせた音楽を使うことで、会場のゲストの気持ちも盛り上がっていくものです。ＢＧＭをあなどる無かれ！です。ＢＧＭ選びは私の楽しみのひとつです。お二人と一緒に音楽を検討し、提案用のＢＧＭを作成させて頂きました。

♪佐倉摩耶のポイント♪
音楽の大切さはテレビを見ていただくと分かると思います。
テレビドラマでも音楽がなかったら全くと言っていいほど感動しないものとなってしまいますよね。素晴らしいドラマや素晴らしい映画には、いい音楽がつきものです。
ここで大切なことは「好きな曲」と流す場面がイメージできるかです。ややもするとゲストの方々からすると「二人の世界」だけになってしまう傾向になりがちですので、経験豊かな人から客観的な意見を聞くことが大切です。

4月下旬　第四回打合せ　
（お二人との打合せ⇒八芳園へ打合せ同行）

ゲストへお二人の気持ちを伝えるために、手作りの映像を準備することとなりました。お二人はスキャナーをお持ちでないこともあり、弊社のスキャナーで写真をスキャン。
そして、ＢＧＭも最終の検討段階に入ります。

そして会場へ一緒に足を運び、会場のキャプテンと新郎新婦＆司会（私）と進行の確認を行ないました。

ここで新婦より「やっぱり出席できない祖母にビデオだけでも披露宴を見せてあげたい！」とのご希望が・・・
すでに1ヶ月を切っている段階でしたが、私の知り合いのビデオカメラマンにお願いして段取りをつけていただきました。

5月上旬

ヘアメイクのリハ＆持込のブーケの打合せ。

お二人の挙式が10:00スタートという早い時間の為、
ご両親の着付け友人の着付け＆ヘアセットも弊社のサロンで行なうこととなりました。

5月中旬　第五回打合せ　
（お二人との打合せ⇒ポージングレッスン）
進行やBGMの最終的なつめをしながら、お二人が製作された映像の確認をいたしました。
オープニングビデオ＆プロフィールビデオのチェックです。
映像に入れる文字の色や大きさ、流れる写真の速さなどなど・・・はじめて映像を見るゲストが分かるように調整をしていきます。

♪佐倉摩耶のポイント♪
ご自分で映像製作をされる場合は、何度もその映像を見ている為かえって気がつかなくなるところがあります。そこで！！はじめてその映像を見る人の意見は重要です。どなたかに意見を求めてみましょうね。

そして、この日はポージングレッスンも行ないました。
より美しい花婿＆花嫁になるために。挙式のリハーサル＆動きのチェックです。ちょっとした位置の違いが写真やビデオでは大きな違いとなりますよ。

＜ポージング前＞

＜ポージングレッスン後＞

披露宴5日前　第6回最終打合せ
式の直前になると色々と不安も多くなります。
出来ていると思っている進行もちょっと不安です。
ゲストが本当に喜んでくださるのかどうか・・・
そんな不安を一緒に共有するもの私の役目です。
最終の確認を行ないました。

BGMの製作もすべて完了し、進行表に細かくタイミングなどを記入。そして八芳園へ最終進行表を届けました！

披露宴3日前　ドレス搬入（確認）

予定されているドレスや小物が搬入されました。
届いたすべての衣装に間違いが無いかをチェック。
お二人の衣装の他に、ご両親の留袖やお父様のモーニングなども一緒に届けられました。

ここまで準備が完了すれば、後は当日を待つばかり。そうなると心配なのはお天気ではないでしょうか。
週間天気予報は雨マーク。必ず晴れてほしいとたくさんの「てるてるほうず」を作りました。

そしていよいよ当日です。

朝起きたら素晴らしい好天です！　よかった。。。。

私は朝５：００に起きてスタンバイ。ヘアメイクさんは６：４５には到着いたします。（和装着付けや友人のセットもあるので、ヘアメイクさんは５名入りました）
そして花嫁とお母様は７：００にお越しになりました。

「おはようございます。晴れてよかったですね！」が朝の第一声です。
そしてブライズルームでヘアメイクスタート。お母様は弊社２階フロアールームにてヘアメイク＆着付けスタート。

その後、７時４５分には着付けをされる友人１名が到着。

８時には新郎とご家族が到着。同じ頃スナップカメラマン＆ビデオカメラマン＆ドレスサポーターも到着。

８時２０分には続々とヘアセットの友人６名が到着しました。

弊社サロンにすごーーくたくさんの人が集まりました。

そして新郎新婦＆ご両親は８時４５分タクシーに乗り込み、いざ出発です。

★イースターエッグ撮影

私は、友人のヘアセットを見届け、友人を９時４０分に会場へ誘導し、私も会場へ向いました。

今回はANNEX館にて着替えもする為、ドレスサポーターを弊社サロンから八芳園へのドレス運びの往復を依頼しました。ANNEX館は八芳園で結婚式を挙げるゲストが着替える場所でもあるので、適切なタイミングで場所を確保できるようにドレスサポーターは準備を整えて花嫁＆花婿を待つ段取りを整えました。

そしてガーデンチャペルでキリスト挙式のスタート。順調な滑り出しです。
挙式終了後、フラワーシャワー＆ブーケトス後、集合写真を撮り、新婦はベールアウトへ。

★イースターエッグ撮影

ここでサプライズの演出。新郎にはベールアウトと伝えてありましたが、実はドレスチェンジだったのです。
そのドレスに合わせてブーケもすべてチェンジして新郎の前に。。。
サプライズの新郎の感想は、後ほど披露宴でお聞きしましょう♪♪

この間に受付がスタート。最高のお天気に恵まれたので、「てるてるぼうず」を受付に飾りました。お花いっぱいのウエルカムボードも新婦の手作りです。ゲストは受付後ウエルカムドリンクを飲みながら開宴までしばし待機です。

お二人の披露宴テーマは「感謝の気持ちを伝えるアットホームなおもてなし」です。
さて、そのおもてなしはどんなものだったのでしょうか。。

＜披露宴進行＞

ゲスト入場

オープニングビデオ

※「ENDRESS STORY」という曲にのせて二人が製作した映像は、ゲストへのメッセージビデオです。ゲストの名前とその方への感謝のメッセージを添えました。
※席札の裏に感謝のメッセージを書くのは、ひとり一人へのおもてなしの伝えかたです。

新郎新婦入場
BGM「イマージュアムール」

ビデオ終わりで音楽がかかり、４３秒のところでドアオープン。この４３秒間はコメントでしっかりとつなぎ、ゲストに長さを感じさせない演出を・・

ウエルカムスピーチ〜新郎新婦紹介　
BGM「エトピリカ」

祝辞×１

ケーキ入刀　
BGM「THIS LOVE」

祝辞後すぐに音楽を流しはじめて、サビのところ１分２８秒で入刀です。それは曲の自然な盛り上がりを大切にするために、あえて編集せずに使用しました。サビの「重ねたこの手を・・」という言葉とその情景がぴったりと合って大変盛り上がりました。
（このようにタイミングを合わせるには、綿密な計算のもとでキャプテンの誘導と音響さんと司会者がピッタリと息をあわせられることが重要です）

祝辞＆乾杯　
BGM「KISS ME」
乾杯の発声と同時に音楽が流れます。

食事スタート

ネイル紹介
BGM「WITH THIS LOVE」

※花嫁を美しく飾るものは、ヘアメイクだけではありません。今や花嫁のネイルは常識です。今回のネイルは、この日の為に友人が練習を重ねてしてくださったもの。前日に５時間かけてジェルネイルをして下さいました。
その感謝を込めてネイルの紹介＆プレゼントの贈呈を行ないました。新婦よりもちろん「ありがとう！」のコメントが入ります。

お二人からのワインサービス

ネイル紹介の後、是非そのネイルも見てもらいたいと、お二人がゲストのテーブルにワインサーブに回ります。
全員にサービスしながらゆっくりと話を満喫されました。

新婦中座　
BGM「BEAUTY&THE BEAST」アップテンポバージョン

エスコートは新婦のいとこの小さなお子様です。
名前を呼ぶと大きな声で「はい！」と返事をして、花嫁の元まで元気良く駆けて来てくれました。〜勢いがあまって花嫁を通り越してしまうという、かわいいハプニングも。
そして手を繋いでゆっくりと進みます。
入り口のところで新婦から感謝のプレゼントを渡しました。

新郎中座
BGM「世界に一つだけの花」
音楽に合わせて中座です。

ここで、司会より｢これより１０分後からお二人のプロフィールの映像をご覧頂きます。楽しみにお待ち下さい」とアナウンス。
これで、ゲストがトイレに立ってしまって映像を見ていなかったという事態を防げますね。ちょっとした心遣いは、新婦からのアイディアです。

生い立ちビデオ上映（約１０分）

新郎新婦入場　
BGM「君をさがしていた」BOYZ2MEN

テラスからのサプライズ入場。ゲストには入り口から入場すると思わせておいて、実際はテラスのカーテンが開いて入場するというサプライズです。
そこには、新郎新婦が和服で登場！
さらに歓声の声に包まれました。

サプライズ

新婦の祖母へ感謝の気持ちを込めてプレゼントを渡しました。「いつまでも美しく元気でいてください」の気持ちです。そして孫一同で写真撮影。
おばあ様にとって大切な記念の一枚となったのではないでしょうか。

テーブルフォトサービス

友人からのサプライズビデオ

今日お越しになれなかった方がメッセージをビデオで届けてくださいました。

友人の余興

花嫁取り扱い説明書です。パワーポイントを使用してプレゼンして下さいました。

お手紙〜新婦より
BGM「愛はかげろうのように」

ご両親へ花束＆記念品贈呈BGM「涙そうそう」〜ヘイリー

新郎母には花束を。新婦母にはミキモトのネックレス。両家父には生まれた年のワインを送りました。

両家代表謝辞　新郎父より

新郎謝辞

退場　
BGM「DEPARTURE」

お見送り

★イースターエッグ撮影

＜佐倉摩耶より＞こうして当日までの流れを思い出していると、色々なことがあったなーと感じます。そして、その色々な事を乗り越えてきたからこそ、お二人にとって素敵な一日となったのではないでしょうか。
最近メールでのやりとりが多いのですが、新婦からお電話をいただけることが、とても嬉しかったです。
電話口では、喜びの声・ちょっと落ち込んでいる声・嬉しさに溢れる声と、状況がしっかりと伝わってきますものね。

お二人の準備を一番知っている者として、お二人がゲストを思いや気持ちを少しでも代弁できるように司会をさせて頂きました。

二人の大切な一日をサポートさせていただけたこと、当日のお二人とゲストの方々の幸せを分けていただけたこと、本当に幸せでした。

翌日に早速お電話を頂き、とても嬉しかったです。

そして、届いた温かいメッセージに感謝です。

「式を終えた今、ホッとした気持ちと今まで式に向けて突っ走ってきただけに、もう終わってしまったというちょっと寂しい気持ちがあります。

摩耶さん。色々と本当にありがとうございました。
摩耶さんに出会えて本当に良かった！！
って心から思っています。
摩耶さんに出会ってなかったら私たちの結婚式はどんなものになったんだろう．．．と思うくらい本当にいい結婚式でした。
列席者の方からも『感動した！』『今までで一番温かい式だった！』とか『二人の思いが伝わる式だった』などと温かいお言葉をたくさん頂きました。
私たちのテーマであった『感謝の気持ちを伝えるアットホームなおもてなし』がきちんと伝えられたのも摩耶さんの良きアドバイスのおかげです。
正直、準備期間は楽しいという気持ちの他に常に不安な気持ちもありました。でも摩耶さんに出会ってから自分たちの式のイメージがどんどん湧いて、自信が出てきました。
だから当日も特に緊張することもなくバタバタながらも楽しい時間を過ごせたのだと思います。

摩耶さん。これからも多くのカップルの結婚式を素敵にしていってください。摩耶さんのスーパーウーマンっぷりは最高にカッコイイです！！

本当にありがとうございました。

★イースターエッグ撮影

司会＆演出のご相談は
ＨＰ(佐倉摩耶）もご覧いただければ幸いです。
㈱コアパートナー：http://bridalcore.com/